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【直撃取材】さとうさおり党首独占インタビュー「なぜ彼女は一人〝減税党〟をブチ上げたのか?」女性特有の揺らぎを持ったまま働ける社会に!

■「5年やってダメならスパッと辞める」

 

––ありがとうございます。減税した後はどういった社会を描こうと思っていますか。

さとう 繰り返してきましたが、「行政が実家のように育児と介護をサポートする社会」を目指しています。「数時間だけ子どもの面倒を見てほしいな」とか「子どもの送り迎えしてくれないか」といった頼みを気軽にできるのが実家だと思うんです。

 具体的には、学校が終わった後に子どもが習い事へ行くのに親が送り迎えをしますよね。でも、親御さんやおじいちゃん、おばあちゃん、シッターさんが送り迎えをするのではなく、習い事が学校の方へ来れば解決しますよね。

 学習塾なら先生が放課後の学校へ来て空き教室を使って授業したり、サッカーや野球などのスポーツは校庭を芝生にしておいたり、体育館の照明を明るくしたり、プールを温水にしておいたりすれば、スクールのコーチが学校に来るだけで練習できますよね。

 学童保育も学年が上がると利用できなくなるので、そうした規制をなくしたりすれば、民間と公共で助け合うことで親御さんの負担を軽くできると思います。他にも兄弟がいる家庭で、下の子が風邪をひいたら上の子にもうつってしまうので、どこかで預けてもらえないかなっていう施設があると助かると思うんです。

 だから「子育て家庭には5万円あげます」とかではなく、こうした細かいところに手が届くような行政サービスを作っていきたいですね。

––公認会計士の仕事と政治活動と精力的に動いていますが、身体は大丈夫でしょうか。

さとう かなりキツいです。いつまでもこの生活を続けていたら身体を壊すし、惰性も生じると思うので、政治活動は5年と区切りを付けています。5年やってダメならスパッと辞めるつもりです。

––もし4年後の千代田区長選挙で当選したら何期までやろうとお考えでしょうか。

さとう 私たち監査業界では、「7年経つとどんなに癒着関係がなくても(癒着が)生じてしまう」と言われています。だから7年が限界ですね。区長の任期は4年だから二期までと思っています。

 それ以上を望まれるのであれば、私の意思を引き継いでくれる人に託したいです。でも、なってから言えって言われそうですね(笑)。

 

▲公約は減税一本で政治を変えていく

取材・文:篁五郎

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篁五郎

たかむら ごろう

1973年神奈川県出身。小売業、販売業、サービス業と非正規で仕事を転々した後、フリーライターへ転身。西部邁の表現者塾ににて保守思想を学び、個人で勉強を続けている。現在、都内の医療法人と医療サイトをメインに芸能、スポーツ、プロレス、グルメ、マーケティングと雑多なジャンルで記事を執筆しつつ、鎌倉文学館館長・富岡幸一郎氏から文学者について話を聞く連載も手がけている。

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